〈こういう人に読んで欲しい〉
✔ お米の漢字の由来が知りたい
✔ 「米」の漢字の語源が知りたい
✔ 「米」という字は日本人が作ったのか中国の漢字なのか知りたい
〈この記事を読むとこうなります〉
✔ お米の漢字の由来を知ることができる
✔ 「米」の漢字の語源を理解できる
✔ 「米」という字は日本人が作ったのか中国の漢字なのか分かる
✔ 米という字が使われている漢字の具体例を知ることができる
突然ですが、お米の漢字の由来って知っていますか?
小学生で習う漢字で、普段目にする感じだと思うけど改めて考えると色々想像してしまいます。
そこで今回、地元の食材を愛する米粉入りのたこ焼き屋が、米の漢字の由来について解説していきます。
この記事のもくじ
お米の漢字の由来⇒穀物の「小さな実」のことをあらわしていた
お米の漢字の由来について解説させてもらいます。
「米」とは、元々、穀物の「小さな実」のことをあらわしていました。
穀物・・・
植物から得られる食材の呼び方で、イネ科やマメ科のものをいう
「こめ」の語源としては「こめる」(つめる、とか、入れるという意味、心をこめる)と考えられています。
昔は雨を呼ぶ儀式を重んじていました。
そのときに「お米」が儀式で多く使われていました。
これは何か神聖なものが、
✔ 「こめ」られたもの
✔ 生命力のようなもの
が「こめ」られたもの、といった意味があったようです。
ちなみに米と稲の字を区別するようになった鎌倉・室町時代頃だといわれています。
お米の歴史を年表でみていく|地元のお米を使うことにこだわる理由 でも解説しましたが、ちょうどこの時代に煮たり蒸したりしていたお米が「炊く」という調理方法に変わっています。
お米の食べ方が変わったことにも何か関係があるのかもしれませんね。
お米の漢字をカタチからみてみると・・・
次に、「こめ」をなぜ「米」と書くかということについてです。
多くの漢字は象形文字からできている
多くの漢字は「象形文字(しょうけいもじ)」といってモノの形からできました。
「米」という字も穂の形からできました。
最初は、1本のヨコ線と6本のタテ線であらわされていました。
OK辞典
>「米」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習
✔ 横線・・・稲の穂の部分
✔ 6本のたて線・・・実の部分
をあらわしています。
先ほどもお伝えしましたが、「植物としての稲」と「食べものとしての米」を明確に区別されはじめたのは、鎌倉・室町時代のことです。
奈良時代には、稲も「米」という字であらわしていました。
お米は手間暇かけて作られていた
「米」という字を分解して考えてみると、「八」と「十」と「八」になります。
このため、昔から米を作るには八十八もの多くの手間がかかると言われています。
機械が進んだ今では考えられませんが、お米はすごく手間がかかっていたということが分かりますね。
ぼくの店の前の村上耳鼻科のヨコには田んぼがあって、毎年違うんやなと思います。
✔ 天候
✔ 病気
✔ 害虫
こういう変化にも対応できている農家のひとはホントすごいと思いますし、おかげさまで笑屋のたこ焼きもできるんですね。
「米」という字は日本人が作ったのか中国の漢字なのか分かる
日本人が作った漢字、いわゆる「国字」と言われますが、「米」 は、れっきとした漢字ですね。
国字の代表は「峠」です
「歯」という漢字から考える⇒笑屋の新しいお米の食べ方
今までで、お米の漢字の由来が何となくわかったと思ってくれたと思います。
じゃあ「米」って他にもどんな漢字に使われてるかなと探してみたら、結構ありますね。
たとえば「歯」
「歯」って「米」の部分は、実は「歯」を表しています。
(そのままなんですが・・)
それをあえて、ぼくの願望ですが笑屋のたこ焼きに変えたいなと思います。
地元のお米を使った米粉でたこ焼きを焼いているのも、笑屋が地元のお米を使っている理由 でもお伝えした通り、地元の人が地元の食材を消費するのがステキだなと考えているからです。
笑屋のカンバンにある
笑屋のカンバンには由来があります。
昔、お米をはさ掛けしていた伯父さんが昔、身寄りのない人から「米を恵んでくれ」と言われたことがあったそうです。
その時は、「落ちてる米やったらええよ」って言ってあげたそうです。
ぼくは、なかなか自分で一生懸命育てたものを人にあげたりすることが難しいと思います。
伯父さん、ステキやな。
自分もそうなりたいな。
笑屋のロゴマークにもそういう思いが米(こめ)られてます。
今回は、米の漢字の由来の話をさせていただきました。
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